オーストラリアのメリノ種を原料に、その中でも細い繊維で紡績されたエキストラファインメリノウールで編んだカーディガンです。
糸の「膨らみ」や「風合い」を生かすように、ゆるく編み、縮絨(しゅくじゅう)する事で、大きなサイズ感ですがフワっと軽く仕上げています。
裾から胸のあたりまでは、かのこ編み、変形リブ、インレイ編みといった様々な編地で変化をつけることで表情のある仕上がりにしています。
その中でもインレイ編みで表現した凹凸感のあるジグザグ柄がアクセントとなっています。
「インレイ編み」とは、土台の編地の編目と編目の間に別の糸をくぐらせて挟み、編まずに糸わたりで柄を表現する技術で、凹凸感のある柄に仕上ります。
ボックスシルエットに短い袖がついている形で、両脇には深めのスリットが入っているので歩くと裾が軽やかに踊ります。
着物の時は袖の袂はそのままに、手首だけ袖口リブに通して着用します。
袖口がリブなので風の侵入を防ぎ、防寒性もあります。
後襟はV字開きになっているので、スッキリとした見え感で美しい後ろ姿に見せてくれます。
ほっこりしがちなニットのカーディガンですが、格好良くお召し頂ける大人な女性のロングカーディガンです。